百寿コンシェルジュ協会のブログ | 人生100年時代の終活資格認定講座【一般社団法人百寿コンシェルジュ協会】

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2020年09月06日 [ニュース]

終活系3大認定資格を徹底比較!成果を出すために本当に有効な資格は?

私どもの『百寿コンシェルジュ』の取得を検討されている方から、こんな質問をよくいただきます。

「終活支援というサービスを提供できる認定資格に関心を持って調べているのだけれど、似たような名前の資格がわんさか出てきます。ひとつひとつ内容を見ても、どれも同じような気がして違いがわかりません。将来的に会社を辞めても手堅く稼いでいける、そのための資格を見極めたいのですが…」

ご質問にあるように、「終活 認定資格」で検索をかけてみると雨後の筍のごとく現れる認定資格の数々。
それはそれはすごい数です。どれがベストかなんて、見当つかないですよねぇ。

それに、これらの資格を取得した人たちが、本当にシニアの老後を支援しているのか。
その結果として、きちんと食べていけてるのか…。
このあたり、調べてみるとそこは微妙なようです。

今回は、各認定資格のホームページ、パンフレット、テキストを総合的に評価して、
2020年8月現在で機能していると思われるトップ3を比較してみました。
実際に資格取得した人たちの生コメントもヒアリングしてきましたので参考になると思います。
なお、データは2019年現在のものです。

まずは、通信講座「〇ー〇〇〇」が取り扱っている『終活〇〇〇〇〇ー』

同資格は、NPO法人の一事業部である終活〇〇〇〇〇ー協会が管理する認定資格です。
同法人の代表者は、栃木県出身の70歳。
安倍晋三首相と同じ大学を卒業後、20年間の教員生活を経て、日本ファイナンシャルプランナーズ協会に入職。
08年にFPとして独立開業した後、NPO法人の理事長に就任しました。
併せて、現在はNPO法人市民後見センターちばの理事長でもあります。

『終活〇〇〇〇〇ー講座』を申し込むと、テキスト3冊とエンディングノートの合計4冊が送られてきます。
テキストを読みながら、自身や家族のエンディングノートを作成することで終活を実践する内容になっています。
3ヶ月は月次で添削課題をこなし、4ヶ月目に検定試験があります。
試験内容は、
●終活の基本 ●老前整理と財産管理 ●年金などの社会保障制度 ●医療・介護 ●相続 ●葬儀 ●死後事務。

仮に試験に失敗した場合でも、8ヶ月のサポート期間内であれば何回でも受験できるので、合格率は100%です。
同資格を取るには、通信講座「〇ー〇〇〇」の受講料が35,000円。
終活〇〇〇〇〇ー協会の入会金4,000円および年会費6,000円。
合計で45,000円になります。

資格取得者は、すでに1,500名程度になるそうです。

ここで、同資格を取得した男性(60代)のコメントを紹介します。

「最初は何度かやってみたんだよね。お年寄りの通院に同行してあげたり、司法書士や不動産屋を仲介してあげたりね。でも実際にサポートしてあげてる自分が悟っちゃうのよ。こんな程度のことでおカネを貰っちゃあ申し訳ないよなって。所詮、ボランティアですよ。自宅でちゃちゃっとテキストを読んで取れちゃう資格を取って稼げると思うなんて、オレも甘かったよね」。

また、別の女性(70代)は…。

「ご近所のお年寄りのちょっとしたことをお手伝いしてあげてね、おこづかい程度のおカネがもらえればいいわなんて思って資格を取ったんですけどねぇ。むずかしいわねぇ、おカネをいただくのは。何と言っても、お手伝いする私だってお年寄りなんだものねぇ(笑)」。

こんな感じです…。


続いて、通信講座の「〇ャ〇〇〇〇ッ〇」(略して〇ャ〇〇〇)の『終活〇〇〇〇〇〇〇〇〇ー』

「〇ャ〇〇〇〇ッ〇」の通信講座を申し込むと、
テキスト4冊とエンディングノート、添削問題の全5冊が送られてきます。
通信講座の全カリキュラムを終了した後、
修了試験に合格すると終活ライフケアプランナーとして認定されます。
テキストを見ながらの修了試験で、かつ何度でも受験できるので、合格率は100%です。

同講座のウリは、日本の瞑想研究者で高野山大学の教授でもある(ある程度)著名な方が監修を務めていること。
著書も数多く、いくつもの病医院でデスエデュケーションを教えている方です。
そのせいか、テキストにも死生観や尊厳死、さらにはスピリチュアルケアといった内容がかなり盛り込まれています。
また、もうひとり、FPの女性コンサルタントが監修に名を連ねており、
資格取得後の開業支援や転職支援までサポートすると書かれています。

受講料は37,000円ですが、インターネットからの申込みだと1万円引きの27,000円になります。
他に、受験料が1回につき、5,600円必要となります。
なお、同資格取得者とは直接コンタクトすることが叶いませんでした。

ちなみに、資格取得者は、1,000名程度のようです。


さいごは、なぜかゴールは研修講師…という『終活〇〇〇〇〇ー』

一般社団法人終活〇〇〇〇〇ー協会が創設した認定資格です。
終活〇〇〇〇〇ーには、
初級(受講料1万円)・中級(同4万円)・上級(同20万円)の3階級があります。
初級は、終活の基礎知識習得。
中級は、カウンセリングスキル習得。
上級になると、インストラクタースキルの習得ができて、
終活カウンセラー養成講座の講師を務めることができるそうです。

本来ならば、シニアの終活をサポートしてあげてほしいところなのですが、
なぜか研修インストラクターになれば講師料を稼げますよ…という不思議な資格です。

初級は、6時間の講習のあと筆記試験があります。
ほぼ全員が合格します。

中級は、協会主催の勉強会を1回受講していることが応募条件で、
事前審査としてレポートの提出があります。
その上で、講習&試験で2日を要します。
合格率は公表されていません。

上級は、協会主催の勉強会を2回受講していることが応募条件で、
事前審査としてレポート提出あり。
その上で、4日間の講習後、日を改めて試験が行われます。
合格率は公表されていません。
合格後に終活〇〇〇〇〇ー協会の会員登録に4,560円/年がかかります。

さて、一般社団法人終活〇〇〇〇〇ー協会には、ふたりの代表理事がいます。
ひとりがテレビ番組でもたまに見かける、葬祭業コンサルタントの女性。
この方が終活〇〇〇〇〇ーの生みの親だそうで、
自身も終活〇〇〇〇〇ーとして活動しながら、
葬祭業のコンサルタント事業を展開しています。
もうひとり、證券会社や外資系生命保険会社を経験された男性がいて、
主に講師育成のため全国各地でセミナー講師を担っているそうです。

同資格の取得に要する期間は、実質10日程度。
受講料は、250,000円。
取得者は、1,700人程度とのことです。

それでは、同資格を取得した女性のコメントを紹介しましょう。

「この資格のブランドで競合との差別化ができる。結果として事業拡大や顧客獲得につながると聞いて1万円ならと取得したものの、なかなか商売には結びつかなくて。まぁ、1万円で初球を取得しただけだから当然ですよねぇ」。

また、別の男性は、

「世の中、終活ブームですからね。イベントをやればそこそこシニア客がやってくるんだけれどね。あれやこれや訊かれるからアドバイスするんだけどさぁ。なかなか財布のひもは硬いよねぇ。安くて簡単に取れる資格だから受講者も多いようだけど、主催者だけじゃない、ホクホクなのは」。

他にも3名、同資格保有者に話を聞くと、
いずれも葬儀関連の会社に勤めていたり、
行政書士として事務所を構えたりしています。

受講前は、同協会がアピールするように、
新規事業にできればとか、副業にできればとかいう思いがあったようですが、
結果的には商談時に多少話に花が咲く程度の成果しか出ていないのが実情だと
ため息まじりに話してくれました。

他にも、終活ガイド、終活マイスター、終活士、・終活診断士。

認定資格を授与している団体に無作為で電話をかけてみましたが、
いかに価値が高い資格であるかを熱心にプレゼンしてくれるのですが、
私の感覚としてはこうなります…。

各認定資格を創設した母体法人は、
最終消費者であるシニアの悩み解決について、
どこまで本気でサポートしたいと考えているのか甚だ疑問。
各法人が展開しているのは、
終活支援事業ではなく、単なる資格ビジネスではないのか…?

というのも、彼らの関心は一にも二にも資格取得を目指す受講者を増やすことであって、
認定資格取得者の事業発展や、その向こう側にいるシニアの円滑老後へのサポートまでを
視野に入れているようにはどうしても思えなかったからです。

資格取得者が実際に行っているシニア援助というのは、
せいぜい、相談というか話し相手になってあげたり、
病院に(タダで)付き添ってあげたり、
本部に電話して葬儀社を仲介してあげたり…。
あとは、エンディングノートの書き方を助言してあげる程度のことだとわかりました。

コメントにあったように、
これではシニアからおカネをいただくことはむずかしいでしょう。
要は資格ビジネスそのもので、
資格を取るために受講料と年会費さえ払ってもらえればよくて、
資格取得者が認定資格を使って食べていけるかどうかには、
はなから関心がないんだなぁ〜と感じてしまうわけです。

ほんのわずかな資格取得者にしか話を聴けませんでしたが、
各団体のホームページやパンフレットに記載されているような、
「この資格で独立開業できる」とか「副業としても十分食べていける」とかは、
美辞麗句にすぎないという印象は拭えません。
なんか、老人ホームのホームページやパンフレットを見ているような気がしてきます。

ただ、資格取得者の生コメを聞けなかった終活ライフケアプランナー。
これについては、「他の資格と同様にピンときませんでした」と言い切ることはできません。
ある程度は終活支援サービスで稼げるような指導内容であってほしいと、ただただ期待しています。

さて、私なりの結論です。

従来の終活系認定資格は、
「国家資格や公的な資格を取るのはむずかしい。でも無資格というのもお客の印象が悪いよなぁ」
…程度の意識レベルの人には、いずれの資格もおあつらえ向きのハードルが用意されています。
どの認定資格も、受講料は数万円から20万円の範囲。
最低1日から数日間の講座を受けると、ほぼ全員に認定資格が授与されます。

その後は、年会費・登録料・更新料といった名目で、
数千円から一万円程度の年会費が徴収されるしくみです。
年会費を払うと、協会のホームページに名前が掲載されたり、
資格認定証が更新されたり、たまに研修が開催されたりといった具合です。

あえてハードルを下げて安くして、多くの人からおカネを取るという典型的な資格ビジネスです。
資格マニアには好都合だし、
協会側としては自動的にチャリンチャリンとおカネが振り込まれてくるのだから万々歳ですよね。
その意味で、よくできたビジネスモデルではあります。

なので、本業の収益を上げたいとか、独立起業したいとかいう人は、
この手の資格話に乗っからないほうがいいと思います。
あくまでも、自分や家族の終活に役立てば…という感じで取得するのがいいと思います。

だって、ちょっと考えてみればわかりますよねぇ。
おそらく、ここにあげたすべての資格が、
誤解を恐れずに言えば、
お年寄りの話を聞いてあげて、自分の裁量で思いついたことを言ったり、
偶然知っていたことを話してあげたりするだけのものです。
要は、聞くだけ番長・言うだけ番長。
それでおカネを稼げると思うほうがどうかしていると言わざるを得ません。

つまり、これらのお手軽資格では稼いでいけない理由はこうなります。
相談に乗ってあげるだけで、(同行・代行・請負というように)実際に動いてあげないからおカネをとれない。
これに尽きると思います。

高齢の人の共通点は、
目に見えないものにはなかなか財布のひもを緩めないということです。
情報なんぞはタダだと思っているし、
水だってクスリだってタダだと思っているフシさえありますからね。

シニアからおカネをもらおうと思うなら、
彼らの相談を受けた上で必死になって動き回って見せないとダメだと思います。
困っている自分のために時間と労力を割いてくれる人に対してのみ、
シニアはその対価としておカネを払ってくれる…。
そう考えたほうがいいのではないでしょうか。

もしかすると、これはシニアに限った話でもないかもしれません。
シティホテルに泊まると、あるいは高級レストランに入ると、
有無を言わさず無条件でサービス料を請求されます。
チェックアウトの際、
「このサービス料って何だ!何をサービスしてくれたんだ?」
と質問したい気持ちをグッと堪えて、
多くの場合、見栄をはって何事もなかったようにカッコよくおカネを払うわけです。

でも逆に、もしもホテルのコンシェルジュに入手困難なイベントのチケットを入手してもらったり、
レストランでコースメニューの中のひとつを乳製品が苦手という理由で他の料理に変える配慮をしてもらったりしたら、
感謝感激するはずです。
それに係る費用はあらかじめサービス料に含まれているにもかかわらず、ですが。

ということで、ガチで起業や副業で稼ぐために資格を取得するのであれば、
それはプランするだけの資格ではなく、
プランしたことをお年寄りやその家族と一緒にやってあげたり、
代行してあげたり、請け負ってあげたりするところまでをカバーできる資格でないと意味がないということになります。
そして、それを可能にするだけの講座内容と資格取得後のバックアップ体制がないとダメですよね。

このあたりを十分に見極めてからでないと、
こんなはずじゃなかった……という残念な結果が待っている可能性が高い…
ということになります。

簡単に取得できるからという理由だけで飛びつけば、
結局は高い買い物になってしまう場合がほとんどではないでしょうか…。
そう思ったほうがいいと思います。

次回は、これらの資格の問題点をすべて改善したつもりの『百寿コンシェルジュ』について、手前味噌の話をさせてください。


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