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2019年03月31日 [ニュース]

皇帝ペンギンのDVDを観ました!

あまりに切ない! 
皇帝ペンギンのDVDを観ました…。
動物界でもっとも過酷な子育てをするとされる皇帝ペンギン。南極に冬の兆しが訪れる3月。すべての生き物が北上する中、黒い燕尾服をまとった彼らだけが南下する。真っ白い氷の砂漠をキャラバンのように隊列を組んで歩く姿が幻想的です。
目指すはオアモック。氷丘のオアシスと称されるその場所は、彼らの生まれ故郷。周囲を断崖と氷山で囲まれたオアモックには、外敵も容易には近づけない。皇帝ペンギンにとって唯一安心して子を産み育てられる場所なのです。
1ヶ月にも及ぶ大移動の末、目的地についた彼らは結婚相手を探すべく求愛の歌とダンスに興じる。自らをアピールする挑発的な鳴き声と官能的なポーズ。見渡す限り、何千組というペンギンのカップルの愛の場面が展開されます。
その愛情表現は実に感動的。初め横並びになっていたカップルが次第に向き合うと、自分の胸に嘴を押し当てるようにうなだれて、呼吸を図るようにじっとしている。一言も発することなく、長いことそうして佇んでいる姿がとても切ないです。
どれくらいの時間が経っただろう。やがてお互いの嘴を交差させたり、首筋に触れたりしながら交尾が始まる。ペンギンも人間と同じように恋愛をするのだなぁと納得させられる気がします。
2ヶ月後、ようやく卵が産み落とされるや、メスたちは卵をパートナーに託し、やがて生まれくる雛と自分の命の糧を求め、遠い海へと旅立ちます。
残されたオスたちは、ブリザード吹き荒れる氷点下60度の氷原で身を寄せながら、ひたすら卵を抱き続ける。この時点で、120日間、絶食状態。雛がかえってもメスが戻らなければ、食道から分泌されるペンギンミルクと称される乳状の物質をエサとして与え、これを繰り返すうちに、オスの体重は大移動時の半分までに落ちてしまうのです。
戻ったメスは胃の中に蓄えた食べ物をヒナに与えるが、オスには与えません。母子を見届けたオスたちは、ようやく己のために海へ向かうものの、遠い道のりの途中で大半は力尽き死んでしまうのです。

何とも壮絶な自然の摂理です。考えてみると、鮭もカマキリもみな残酷ともいえる生涯を送ります。地球上のあらゆる動物の中で、子が巣立ったあとも何十年と親が生き続け、挙げ句の果てに介護までさせるというのは人間だけ。ある意味で素晴らしいことですが、昨今の痛ましい事件に触れるとき、親側にも何かしらのルールが求められるべきではないかと考えさせられます。
そこまでして生き延びることの意味を認識し、謙虚にそれを実践する。
それもせずに食べて生きるだけというのであれば、それは単に子どもたちのパイを奪っているに等しいのでは?育ててやったのだから親の面倒を見るのは当たり前・・・というのは、ちょっと違う気がします。むしろ、勝手に産んだのは親の方なのだから、子を育てるのは義務ではないでしょうか。

歳を取ったら、間違ってもお金や煩悩に執着しないことです。ボケてしまう前に、培ってきた価値を子に引継ぎ、その上でエンディングの支援をお願いすべきだと思います。そんな潔さが現代のシニアには求められている気がします。ひと昔前なら、死期を悟れば自ら山に入り、食を断って子に迷惑をかけぬよう幕を引いた、そんな時代もあったのですからね。


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