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2019年03月19日 [ニュース]

キミ絶望することなかれ

キミ絶望することなかれ

ここまで見てきたように、何かのきっかけで福祉の世界を志し、専門資格まで取得したにもかかわらず、いざ現場デビューしてみたら、「こんなはずじゃなかった……」と失意の底にいる人たちがいかに多いことか。

私自身、介護保険制度がスタートした直後に、通信教育で「社会福祉士」なる国家資格をしたのですが……。社会福祉士がここまで世間的に認知されていないとは思いませんでした(笑)。親戚のおばさんから「ええっ、あなた、オムツ交換とかヤルの? かわいそう」と言われたときは、本当にズッコケたものでした。

事実、当時、一緒にスクーリングをし、共に国家試験に合格した仲間たちのその後は、あんなにムズい試験をクリアしたというのに、残念な状況です。彼らから聞こえてくるのは、こんなネガティブな声ばかりです。

●一般の人たちは「社会福祉士」についてまったく知らない。情けないくらい、知らない。
●職場および仕事内容に、やりがいが感じられない。こんなはずじゃなかった……。
●病医院や介護施設においては、「医療が上、福祉が下」という構図は払拭されておらず、社会福祉士が医療系の一般職員にまで指示されて動いているケースがかなりある。
●利用者の生活の質を高めるために必要なサービスを調達・編集して提供するという社会福祉士本来の役割を果たせずにいる。
●年収350万円では、家も持てなきゃ、子どもも産めない。

社会福祉士のあいだでも、やはり、「こんなはずじゃなかった」という「あとの祭り」状態は同様なのです。

ちょっと古いんですが、日本社会福祉士会が10年ほど前に行った調査結果によると、社会福祉士の年収は、以下のようになっています。

■■■画像■■■

つまり、8割以上の社会福祉士は年収600万円にも届かないのが実態であり、6割の社会福祉士は400万円にも満たないわけです。月給にすると、社会保険料等が天引きされて25万円程度ということになります。これは、開業医の約8分の1、勤務医の4分の1でしかありません。

悲惨……。
オー・マイ・ガァ〜ッ、です。

月々の手取りが25万円ということは、一部上場企業に勤めるOLと同等ということになります。この金額じゃ、少なくとも妻子(あるいは夫子)を養っていくのは困難でしょう。福祉系の他の資格であれば、状況はさらに厳しくなるはずです。超高齢社会を支える存在であるはずの専門職の人たちがこんな状況でいいのでしょうか? いい筈がないっしょ!

しかし、です。総じて収入の少ない福祉や介護の世界ですが、ごく一握りですが例外もあるのです。先の数字をよぉ〜く見てください。コンマ1%ながら、年収1千万円の人たちがいるのです。

もちろん、この人たちは、介護現場でオムツ交換をしてはいません。きっとレールを敷くほうの仕事をしているはずです。逆に、例外の人たちが敷いたレールの上をひたすら走り続けている人たちは、年収300万円前後をうろちょろしているのです。この差をどう感じるか、です。 

おそらく、この本を読んでくださっているみなさんは、この差を埋めたいと思っている人たちがほとんどだ思います。なので、ここでハッキリと言っておきます。

大丈夫。絶望なんてする必要はないと。

絶望のすぐとなりには希望が佇んでいます。ただ、希望というのは奥ゆかしいので、待っているだけではダメなのです。向こうからは歩いてこないし、声もかけては来ないのです。まずはこちらから動くことです。動くことで、まわりの風と光を変えるのです。

そして、「動く」ということをもう少し具体的に言えば、あなたがいま置かれている残念な状況を、一刻も早く脱出することです。いまの仕事や職場から逃げることです。戦わずに退散するのも、立派な戦略です。


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