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2019年03月21日 [ニュース]
告白 〜福祉を目指した邪悪な動機〜
告白 〜福祉を目指した邪悪な動機〜
ネガティブな状況を変えるさいごの選択肢が独立起業です。これが読者のみなさんへのスペシャルオファーです。でもその前に、少し私自身の経験をお話したいと思います。ワンランク上のステージを目指すみなさんの、意識づけの一助になるかもしれません。
外資系のコンピューター会社で15年間を過ごし、バブル崩壊の流れのなかで早期退職優遇制度を利用したのが37歳のときでした。ちょうど介護保険スタート前夜のことです。
私が社会人デビューしたのはバブル景気の真っ只中で、同期入社がなんと1500人もいました。それはそれはハッピーな数年間を過ごしましたが、90年代に入るとバブルが崩壊します。そもそも、日進月歩の技術革新に伴い製品価格は下がるのに、それと反比例してノルマは倍々に増えていくのがコンピューター業界の特性です。
一方、クライアント企業も簡単には契約をくれなくなります。当然、業績は下降する。そこで、企業側は固定人件費を下げるため、「定年を待たずに早く辞めればそれだけ退職金を上積みするからさ。早いとこ辞めてくんなぁ〜い」というメッセージを連打するようになりました。これを使えば住宅ローンを完済できるとわかり、そそくさと手続きをした私は、日比谷図書館に閉じこもって次の仕事を探し始めたわけです。
その過程で各業界のトップ企業の動向を徹底的に調べてみると、多くの企業が「少子高齢化による市場構造の変化」とか「地域高齢社会への貢献」とかを謳っており、特に大手総合商社が医療福祉分野に戦略投資をするようなことが記されていることが確認できました。それで私の心の中で、『進むべきはシニアビジネス』という基本方針が固まったわけです。
幸い学生時代の仲間に医者がかなりいたので、何人かに会って話してみると、話題は専ら「介護保険」でした。医療保険に続いて約40年ぶりに創設されることになった新しい国民皆保険について、医者も情報武装しなければならない時期だったのです。そんないきさつで、さらに情報収集していくうちに、「社会福祉士」という、当時の私には得体の知れない資格に出くわしたのです。
「医療界のトップが医師ならば、福祉界の最高峰が社会福祉士」と、ある参考書には記載されていました。「医師が実際には一職人であるのに対して、社会福祉士は、わが国の縦割り行政の結果もたらされた、利用者にとって使い勝手の悪い保健・医療・福祉を有機的に結びつけて……」等という、私の自尊心をくすぐるくだりもあり、この国家資格を取得することを決意しました。
大学時代に福祉系を出ていない私でも、通信教育で2年あれば取得できるのです。仮に医学部に入ったとしても6年を拘束されるわけだし、さらには、友人に医者が多い中で「俺は医者だ」と言ってみたところで、さしたる価値もないであろう。それに比べると、社会福祉士って結構魅力的だよなぁ〜等と思い込んでしまったわけです。
もっと言えば、医者連中もその時点では知らない介護保険なんぞを指導してやる側に回れるチャンスがあるのではないかと閃いたのです。そして、当時は大ブームだった介護保険ビジネスで「宝の山」を妄想した私は、実に不純な動機で社会福祉士の国家試験を受験するための通信教育課程に進むことになったのです。信じがたいまでの超ポジティブです(爆笑)。
ネガティブな状況を変えるさいごの選択肢が独立起業です。これが読者のみなさんへのスペシャルオファーです。でもその前に、少し私自身の経験をお話したいと思います。ワンランク上のステージを目指すみなさんの、意識づけの一助になるかもしれません。
外資系のコンピューター会社で15年間を過ごし、バブル崩壊の流れのなかで早期退職優遇制度を利用したのが37歳のときでした。ちょうど介護保険スタート前夜のことです。
私が社会人デビューしたのはバブル景気の真っ只中で、同期入社がなんと1500人もいました。それはそれはハッピーな数年間を過ごしましたが、90年代に入るとバブルが崩壊します。そもそも、日進月歩の技術革新に伴い製品価格は下がるのに、それと反比例してノルマは倍々に増えていくのがコンピューター業界の特性です。
一方、クライアント企業も簡単には契約をくれなくなります。当然、業績は下降する。そこで、企業側は固定人件費を下げるため、「定年を待たずに早く辞めればそれだけ退職金を上積みするからさ。早いとこ辞めてくんなぁ〜い」というメッセージを連打するようになりました。これを使えば住宅ローンを完済できるとわかり、そそくさと手続きをした私は、日比谷図書館に閉じこもって次の仕事を探し始めたわけです。
その過程で各業界のトップ企業の動向を徹底的に調べてみると、多くの企業が「少子高齢化による市場構造の変化」とか「地域高齢社会への貢献」とかを謳っており、特に大手総合商社が医療福祉分野に戦略投資をするようなことが記されていることが確認できました。それで私の心の中で、『進むべきはシニアビジネス』という基本方針が固まったわけです。
幸い学生時代の仲間に医者がかなりいたので、何人かに会って話してみると、話題は専ら「介護保険」でした。医療保険に続いて約40年ぶりに創設されることになった新しい国民皆保険について、医者も情報武装しなければならない時期だったのです。そんないきさつで、さらに情報収集していくうちに、「社会福祉士」という、当時の私には得体の知れない資格に出くわしたのです。
「医療界のトップが医師ならば、福祉界の最高峰が社会福祉士」と、ある参考書には記載されていました。「医師が実際には一職人であるのに対して、社会福祉士は、わが国の縦割り行政の結果もたらされた、利用者にとって使い勝手の悪い保健・医療・福祉を有機的に結びつけて……」等という、私の自尊心をくすぐるくだりもあり、この国家資格を取得することを決意しました。
大学時代に福祉系を出ていない私でも、通信教育で2年あれば取得できるのです。仮に医学部に入ったとしても6年を拘束されるわけだし、さらには、友人に医者が多い中で「俺は医者だ」と言ってみたところで、さしたる価値もないであろう。それに比べると、社会福祉士って結構魅力的だよなぁ〜等と思い込んでしまったわけです。
もっと言えば、医者連中もその時点では知らない介護保険なんぞを指導してやる側に回れるチャンスがあるのではないかと閃いたのです。そして、当時は大ブームだった介護保険ビジネスで「宝の山」を妄想した私は、実に不純な動機で社会福祉士の国家試験を受験するための通信教育課程に進むことになったのです。信じがたいまでの超ポジティブです(爆笑)。